【株式市場】日経平均は後場寄り後125円高まで上げたが大阪の新型コロナ警戒され小幅高にとどまり、TOPIXは小安い

株式

◆日経平均は2万9685円37銭(2円00銭高)、TOPIXは1956.56ポイント(4.31ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で9億1823万株

 4月19日(月)後場の東京株式市場は、東京エレクトロン<8035>(東1)などの半導体関連株が一段高で始まり、日経平均も取引開始後に一段高の124円64銭高(2万9808円01銭)まで上げた。半面、大阪府が緊急事態宣言の要請もを検討と伝えられ、JR東日本<9020>(東1)、三越伊勢丹HD<3099>(東1)などが次第安となり、大引けはTOPIXが反落し、日経平均は小幅続伸にとどまった。

 後場は、紀文食品<2933>(東1)がゴールデンウイークの巣ごもり消費への連想などとされて一段ジリ高。イワキ<8095>(東1)は6月からの持株会社化による一段拡大の期待などが言われて一段高。G3HD<3647>(東2)は東工大発の燃料電池の生産に着手との報道が出たようで14時頃から急伸し一時ストップ高。HPCシステム<6597>(東マ)はスーパーコンピューター活用の新事業に注目集まり一段高。田中化研<4080>(JQS)はトヨタ自動車が2025年までにEV(電気自動車)15車種を投入する計画と伝えられ連想が波及とされ再びジリ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億1823万株(前引けは4億2556万株)、売買代金は2超601億円(同9355億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1000(前引けは1193)銘柄、値下がり銘柄数は1094(同877)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、金属製品、ゴム製品、パルプ/紙、ガラス/土石、非鉄金属、機械、電機機器、化学、などとなった。(HC)

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