【株式市場】新型コロナ変異株への警戒感などあり日経平均は朝高のあとダレ模様

株式

◆日経平均は2万9047円00銭(79円23銭安)、TOPIXは1909.31ポイント(8.84ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億5568万株

 4月27日(火)前場の東京株式市場は、NY株のS&P500、NASDAQ最高値などが好感された一方、新型コロナの「インド株」拡大などが気にされ、日経平均は取引開始直後の60円88銭高(2万9187円11銭)を上値にダレ模様となった。鋼板市況高、コンテナ運賃高などで鉄鋼株や海運株が高く、最高益予想報道の出た東京エレクトロン<8035>(東1)も高いが、日経平均、TOPIXとも前引けは軟調だった。

 楽天G<4755>(東1)が続伸し、デリバリー事業の譲渡などが材料視され出直り拡大。日本航空<9201>(東1)は業績予想の増額修正など好感され堅調。東京ボード工業<7815>(東2)は住宅用木材高などが言われて急伸。タカトリ<6338>(東2)は業績予想の増額など好感され気配値のままストップ高。メディカルネット<3645>(東マ)は5月末の株式分割発表が好感され急伸。不二硝子<5212>(JQS)は新型コロナワクチン接種の大規模会場設営にともなう需要などが言われて連日急伸しストップ高。

 新規上場のテスホールディングス<5074>(東1)は買い気配をセリ上げて始まり、9時32分に公開価格1700円を18%上回る2010円で初値をつけた。その後2147円まで上げ、前引けは2054円。

 東証1部の出来高概算は5億5568万株、売買代金は1兆1411億円。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1051銘柄、値下がり銘柄数は977銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種が値上がりし、海運、鉄鋼、非鉄金属、証券/商品先物、パルプ紙、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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