【株式市場】百貨店株や不動産株が強さをみせ日経平均は3日続落だが後場一時大きく回復

取引所 銘柄

◆日経平均は2万8003円08銭(276円01銭安)、TOPIXは1932.19ポイント(7.42ポイント安)、出来高概算(東証1部)は後場回復し9億3558万株

 7月16日(金)後場の東京株式市場は、来週の五輪開会に向けたコロナ拡大懸念に対し、抑え込むことができれば経済活性化の契機になるとの期待もあり、J.フロントR<3086>(東1)が13時にかけて反発幅を広げ、三井不<8801>(東1)は14時頃から前場の高値を抜いて次第高。前場上げた鉄鋼、海運株も上げ幅を保って堅調。日経平均は14時過ぎにかけて本日の高値(2万8201円30銭、77円79銭安)まで持ち直す場面をみせ、大引けは3日続落だが前場の一時431円安からは160円近く戻して終わった。

 後場は、ベステラ<1433>(東1)が14時前から次第に持ち直して本日の高値に進み、前引け後の東証新市場区分「プライム市場」への適格基準のうち1つ未達との発表に対し、むしろ発奮材料で買い好機との見方。「ウイグル綿」問題で手控えられてきた良品計画<7453>(東1)は持ち直しに転換。エヌリンクス<6578>(東2)は新事業の寄与による大幅増収増益が注目され前場ストップ高で売買されたまま大引けまで買い気配。6月24日上場のベイシス<4068>(東マ)は値幅妙味増幅とされ2日ぶりに最高値。

 16日新規上場となったラキール<4074>(東マ)は買い気配で始まり、前引けが迫った11時26分に公開価格1400円を77%上回る2480円で初値をつけた。後場はストップ高の2980円で何度も売買されこの値で高値引けとなった。

 東証1部の出来高概算は9億3558万株(前引けは4億6807万株)、売買代金は2兆1550億円(同1兆326億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1008(前引けは1118)銘柄、値下がり銘柄数は1058(同940)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは13業種)が上げ、値上がり率上位の業種は、海運、鉄鋼、非鉄金属、証券商品先物、ガラス土石、輸送用機器、ゴム製品、繊維製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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