川崎汽船と川崎近海汽船は洋上風力発電を対象とした作業船事業の合弁会社を設立

 川崎汽船<9107>(東1)と川崎近海汽船<9179>(東2)は、洋上風力発電を対象とした作業船事業の合弁会社(ケイライン・ウインド・サービス株式会社)を設立することに合意したと発表。

 日本国政府は2050年カーボンニュートラルに向けたグリーン成長戦略において、洋上風力産業を重点分野と位置付け、それに伴うサプライチェーン形成に向けた取組みを進めている。

 川崎汽船と川崎近海汽船は、これまで国内外のオフショア支援船事業を通じて、洋上での支援作業に関しての知見と経験を蓄積しており、多様な作業船の運航業務に対応できる技術とそれを活用する体制を構築してきた。両社のもつリソースを統合し、さらには川崎汽船グループの総力も結集して、洋上風力発電事業の開発、建設、操業等に係る作業の支援をおこなうために、今回の合弁会社の設立を決定した。

 同合弁会社としては、すでに川崎近海汽船グループが保有運航しているOSV(オフショア支援船・Offshore Support Vessel)の「あかつき」、「かいこう」を活用しつつ、その他の各種作業船への取り組みも強化し、社会のカーボンニュートラル化に向けた洋上風力産業の発展に寄与することを目指していく。

・商号:ケイライン・ウインド・サービス株式会社
・所在地:東京都千代田区霞が関三丁目2番1号
・株主:川崎汽船50%、川崎近海汽船50%
・代表者:代表取締役社長=久下 豊
・新会社の営業開始予定(関係当局からの許認可等を前提):2021年6月1日(火)
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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