【狙い場・買い場】カッシーナ・イクスシーは法人向け家具好調、今12月期19%増益

狙い場・買い場

カッシーナ・イクスシー<2777>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。今期営業2ケタ増益を見込み割安感があることから注目したい。

同社は、家具・生活雑貨の輸入・企画・製造・販売を行っている。カッシーナ・イクスシー直営店を名古屋に出店するほか、法人の旺盛な投資計画、需要に対応するためコントラクト営業部門の人員強化を行いさらに、グループ会社となったコンランショップ・ジャパンとのシナジー効果を創出するほか、有為な人材の採用や人事育成の強化を通じて、どのような経営環境にあってもしっかり収益を生み出していける強固な企業体質の構築を目指している。

今2015年12月期第1四半期業績実績は、売上高21億7500万円、営業利益4800万円、経常利益5200万円、純利益5400万円に着地。

今2015年12月期業績予想は、売上高105億円(前期比38.0%増)、営業利益6億3000万円(同19.2%増)、経常利益140億円(同3.8%増)、純利益5億3000万円(同28.9%減)を見込む。年間配当については30円(同10円増)を予定している。

株価は、4月14日に年初来の高値1249円と買われた後、5月19日安値1022円安値と調整。下値モミ合いから出直る動きとなっている。縮小していた法人営業を再度強化し、マンションデベロッパーへのモデルルーム営業、ホテル、ブライダル会社へのギフト提案や、企業ノベルティ需要の取り込みを目指して、営業活動を活発化。販売費及び一般管理費においては、業績の向上に伴い社員の待遇改善が進んだことにより人件費は増加しているが、昨年末までのユーロ高円安の流れが今年になって円高・ユーロ安に変化したことで粗利率は改善しており、今後も営業増益が続くと予想される。足元で円安が一服しており、今期予想PER8倍台と割安感があり、配当利回り2.6%と利回り妙味はソコソコあることから見直される可能性はある。高値奪回から上値を伸ばすか注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る