【株式市場】日経平均は大きく高下し222円高のあと279円安、下値波乱の様相

東京証券取引所

◆日経平均は2万8439円52銭(169円07銭安)、TOPIXは1888.72ポイント(17.20ポイント安)、出来高概算(東証1部)はやや増えて7億188万株

 5月12日(水)前場の東京株式市場は、11日の日経平均大幅安を主導した半導体関連株や電子部品株が高く始まり、日経平均も取引開始後に222円44銭高(2万8831円03銭)まで上げた。ただ、トヨタ自<7203>(東1)や日本製鉄<5401>(東1)などが間もなく軟化。日経平均も急速に値を消して9時40分過ぎには279円58銭安(2万8329円01銭)まで下押した。その後は200円安前後で小動きとなり、前引けも戻りが重い。

 セレス<3696>(東1)は大幅増益の第1四半期決算などが好感されてストップ高。エイジア<2352>(東1)や三洋貿易<3176>(東1)も3月決算や今期予想が好感されて活況高。ジー・スリーHD<3647>(東2)は純資産の3割を超える額のソーラー発電所売却や新事業が材料視され急伸。キャリア<6198>(東マ)はワクチン大規模会場接種の運営受託との報道などが材料視され連日ストップ高。アイ・ピー・エス<4335>(JQS)は6月決算にへの期待再燃とされ再び出直り拡大。

 東証1部の出来高概算はやや増えて7億188万株、売買代金は1兆5262億円。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は687銘柄、値下がり銘柄数は1407銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、サービス、ゴム製品、精密機器、保険、鉱業が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る