【注目銘柄】ダイコー通産は続落も下値は期末の連続増配の権利取りから入りリバウンド期待

注目銘柄

 ダイコー通産<7673>(東1)は、前日11日に48円安の1747円と続落して引けた。日経平均株価が、909円安と4営業日ぶりに急反落したことから、4月8日につけた年初来高値1854円近辺で高値固めを続けていた同社株にも目先の利益を確定する売り物が増勢となった。ただ同社は、今2021年5月期の配当を、年間45円へ連続増配する予定であり、期末接近とともに下値は、配当権利取りの買い物を入れる好機となりそうだ。連続増配とともに今年4月7日に発表した今5月期業績の上方修正、連続の過去最高純利益更新も、リバウンド期待を高めよう。

■「GIGAスクール構想」案件と防災行政無線案件の受注が拡大

 同社の配当政策は、配当性向を35%をメドに安定的・継続的に実施することを基本としており、今期配当は、期初予想の37円を45円(前期実績35円)に増配し、配当性向は34.9%と基本政策を充足させる。同社の株主還元策は定評のあるところで、2019年3月の東証第2部への新規株式公開以来、同年11月30日を基準日に株式分割(1株を2株に分割)を実施し、さらに昨年5月18日に東証第1部に指定替えされたことから記念配当も含めて年間31.5円(株式分割換算後)に増配され、さらに今期の連続増配の増配幅を拡大させる。

 この増配幅の拡大は、業績の好調推移が要因となっている。今2021年5月期業績は、今年4月7日に期初予想が上方修正され、売り上げが13億8000万円、営業利益が2億2400万円、経常利益が2億3200万円、純利益が1億1600万円それぞれ引き上げられ、売り上げ178億8000万円(前期比15.0%増)、営業利益10億3100万円(同35.1%増)、経常利益10億6900万円(同41.4%増)、純利益6億8700万円(同21.6%増)と連続増収増益率を伸ばす見込みで、純利益は、連続して過去最高を更新する。児童生徒1人に1台の情報端末と高速大容量の通信ネットワーク環境を一体的に整備する「GIGAスクール構想」案件や、防災行政無線案件を含む屋内通信設備工事案件を多数受注し、LANケーブルなどが好調に推移したことなどが要因となる。来2022年5月期業績は、5G案件が本格寄与し光ケーブルや基地局向けの電源ケーブルなどが業績を押し上げることになる。

■配当利回り2.5%、PER13倍の修正でまず分割権利落ち後高値奪回

 株価は、2016円で株式分割の権利を落とし落ち後安値980円から同高値1950円までほぼ倍化したあと、コロナ・ショック安で735円まで調整し、東証1部指定替えで1668円と買われ、25日移動平均線に下値をサポートされて高値水準を維持し、今期業績の上方修正で年初来高値1854円をつけ高値もみ合いを続けている。年間配当利回りが、2.57%に回る期末配当権利取りによるインカムゲインとともに、PER13倍台の割安修正によるキャピタルゲインも期待できるところで、年初来高値抜けからまず分割権利落ち後高値1950円を奪回し、権利落ち埋めを目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る