【注目銘柄】リンクアンドモチベーションは好業績評価して上値試す、17年12月期2桁増益・増配予想

注目銘柄

 リンクアンドモチベーション<2170>(東1)に注目したい。組織・人事分野中心に「従業員のモチベーション」にフォーカスした経営コンサルティング会社である。17年12月期2桁増益・増配予想である。株価は上場来高値圏で堅調だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年12月期2桁増益・増配予想

 17年12月期連結業績(IFRS)予想は売上収益が16年12月期比8.9%増の363億円、営業利益が同21.5%増の30億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同10.9%増の20億円としている。配当予想は同70銭増配の年間6円(四半期配当)としている。

 第1四半期(1月~3月)の連結業績は前年同期比6.2%増収、13.8%営業増益、12.0%最終増益で、計画を上回る増収増益だった。

 個人開発ディビジョン(キャリアスクール事業、学習塾事業)が利益率の高いプロダクトの売上構成比低下で5.4%減益だったが、組織開発ディビジョン(コンサル・アウトソース事業、イベント・メディア事業)が利益率の高い組織人事コンサルティングの好調で12.3%増益、マッチングディビジョン(ALT配置事業、人材紹介・派遣事業)が外国語指導講師(ALT)派遣および人材紹介・派遣とも順調に推移して8.5%増益となった。

 そして通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.1%、営業利益が23.3%、親会社の所有者に帰属する当期利益が20.7%と概ね順調な水準である。積極的なM&A効果も寄与して、通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は上場来高値圏で堅調、好業績評価して上値試す

 株価は上場来高値圏で堅調だ。6月20日に890円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが自律調整の範囲だろう。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって長期上昇トレンドである。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る