JCRファーマはアストラゼネカの新型コロナワクチンに絡み期待あるが売買交錯

コロナ 開発

■「ワクチン関連の147億円」が決算説明会で質疑応答に

 JCRファーマ<4552>(東1)は5月21日、売買交錯で始まり、取引開始後は3405円(30円高)と3290円(85円安)の間を高下している。

 英アストラゼネカ社製の新型コロナワクチンの原液製造を受託し、「米モデルナ製と英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの製造販売が21日にも承認されることが固まった」(日本経済新聞5月21日付朝刊)と伝えられ、値動きが注目されている。

 同社は5月19日、3月期決算説明会での「主な質疑応答(要約)」を発表し、アストラゼネカ製ワクチンに関する質疑として以下の応答を開示している。

【Q】ワクチン関連で計上されている今期147億円について、製造販売承認見送りのインパクトはないとのことだが、承認が遅れる事により製造が遅延し、2023年3月期にずれ込むということはあるか。また、今期は営業利益率見込みが高いが、これはワクチンによるものか。

【A】ワクチンの承認可否、あるいはタイミングにより決算数字が変わると見込んでいない。品目別の利益率は開示していない。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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