日本エム・ディ・エムが大きく出直る、日本特殊陶との提携を解消し三井化学と資本・業務提携

■日本特殊陶は全保有株式を三井化学に譲渡、筆頭株主は三井化学に

 日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は12月8日、買い気配のあと2013円(78円高)で始まり、大きく出直っている。7日の15時、日本特殊陶業<5334>(東1)との資本・業務提携契約の解消、三井化学<4183>(東1)との資本・業務提携などを発表し、約1週間ぶりに2000円台を回復している。

 発表によると、日本特殊陶業と日本エム・ディ・エムは2016年4月から資本・業務提携を結んできたが、このたび、三井化学との間で資本業務提携関係を構築することとなった。両社の経営資源を有効に活用することにより、より一層の事業の拡大を図り、医療機器分野における日本エム・ディ・エムグループおよび三井化学グループの持続的成長を実現し、両社グループの企業価値を高める。三井化学は、日本特殊陶業が保有する日本エム・ディ・エムの普通株式7,942,764株(発行済株式総数に対する割合30.00%)全てを取得する。

 本株式譲渡の実行(三井化学による株式取得)は2022年1月7日(予定)。これにより、日本エム・ディ・エムの第1位株主は日本特殊陶業から三井化学になる。また、この株式譲渡により、日本特殊陶業には特別利益が入るとみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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