任天堂宇治小倉工場用地と建屋、過去の発売商品を展示する資料館施設として利用

■任天堂資料館(仮称)にリノベーション

 任天堂<7974>(東1)は、任天堂宇治小倉工場用地(京都府宇治市小倉町)と建屋を、過去に同社が発売した商品を展示する資料館施設として利用することを決定した。(写真=完成イメージ図:「任天堂資料館(仮称)」)

■2023年度(2024年3月期)の完成を予定

 同社は以前より、同社のものづくりに対する考えを広く理解してもらうために、過去に発売した商品を展示する資料館施設の設置を検討していたが、近鉄小倉駅周辺の活性化を図る宇治市の意向を受けて、宇治小倉工場を資料館施設としてリノベーションすることにした。

 任天堂宇治小倉工場は、1969年に「宇治工場」として建設され、その後、現在の宇治工場(京都府宇治市槇島町)の建設と増改築に伴い、1988年に「宇治小倉工場」へ改称した。宇治小倉工場では、主にトランプ・花札の製造や、サービスセンターとしてゲーム機の修理業務を行っていたが、2016年11月にそれらの業務を宇治工場に移管したため、用地と建屋利用を検討していた。

 「任天堂資料館(仮称)」は、展示と体験を行う観光施設としての集客を目指し、2023年度(2024年3月期)の完成を予定している。

【任天堂について】

 日本の京都に本社がある任天堂株式会社は、1889年に創業し、1983年にファミリーコンピュータを発売して以来、現在ではNintendo Switchを代表とするゲーム専用機のハードウェアおよびソフトウェアを開発・製造・販売している。任天堂はこれまで、世界中で7億9000万台以上のハードウェアと、50億本以上のソフトウェアを送り出し、ハード・ソフト一体型の展開を通じて、マリオ、ドンキーコング、ゼルダの伝説、メトロイド、どうぶつの森、ピクミン、スプラトゥーン等を生み出した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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