アスラポート・ダイニングはジャパン・フード&リカー・アライアンスとの資本業務提携を発表

IR企業情報

■マーチャンダイジング機能の充実が期待

 アスラポート・ダイニング<3069>(JQS)はこの度、ジャパン・フード&リカー・アライアンス<2538>(東2)との資本業務提携を発表した。業務提携開始日は2015年6月29日の予定。

 アスラポート・ダイニングは、焼肉、居酒屋等の外食フランチャイズを中心に全国で428店舗を展開しており、13年度より「食のバリューチェーンを構築する」という目標を掲げて外食から生産事業へ の進出を果たし、多層的な付加価値を生み出すビジネスモデルの構築に取り組んでいる。

 JFLAは、食品類・酒類事 業及び輸入食品類・酒類販売事業等を営んでいる。今回の資本業務提携により、アスラポート・ダイニングの外食事業では、JFLAが持つ酒類、飲料、 醤油、味噌等調味料、また、同社傘下の輸入商社がもつ輸入食材の仕入れや、プライベート・ブランド (PB)商品の開発などにより、同社マーチャンダイジング機能の充実が期待できる。一方、JFLAにとっては販路の拡大につながることが見込まれる。

 また、同社グループ傘下の乳製品加工メーカーの商品をJFLAのネットワークを通じて販売し、同時に、JFLAのPB商品の共同開発などを行うことで、両社にとっての商品ラインナップの拡充、販売量の拡大につながるとしている。

 さらに、海外では同社グループの持つ欧州、北米等のネットワークを活用し、JFLAが製造する日本の伝統的な食品、調味料や酒類の輸出・販売を行い、双方の海外事業の拡大を目指す。

 資本提携の内容は、アスラポート・ダイニングはJFLAが第三者割当増資により発行する新株式8,572,000株(JFLAの 発行済株式総数の7.94%、1株あたり取得価額35円、取得総額300百万円)を取得する。これにより、アスラポート・ダイニングは、JFLAの議決件数の7.95%を握り、筆頭株主となる。2位株主は日本証券金融(発行済株式総数の2.71%を所有)になる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る