ヤマト インターナショナルは今期17年8月期第2四半期の修正を発表

■利益は大幅な上方修正となり、通期業績予想利益を既に上回る

 ヤマト インターナショナル<8127>(東1)は24日、今期17年8月期第2四半期連結業績予想の修正を発表した。

 今第2四半期の売上高は、前回予想を20百万円下回る106億80百万円(前回予想比0.2%減)、営業利益は1億80百万円上回る5億10百万円(同54.5%増)、経常利益は2億円上回る5億30百万円(同60.6%増)、純利益は1億10百万円上回る2億50百万円(同78.6%増)と売上高は前回予想を下回るものの、利益は大幅な上方修正となった。

 対前年同期比では、売上高9.5%減、営業利益6.0%増、経常利益6.0%増、純利益11.7%減となる。

 修正の理由として、同社では、設立70周年に向けて推進してきた「ハードからソフトへの変革」の成果が現れ始め、利益が当初予想を大幅に上回る見込みとしている。

 なお、通期の連結業績予想については、中期構造改革が順調に進む中、「集客の拡大」「利益の拡大」を実現するため、先行投資と構造改革を更に前倒しさせることに加え、国内外経済の先行きは不透明であり今後も厳しい経営環境が 予想されることから、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、今通期連結業績予想は、売上高195億円(前期比9.6%減)、営業利益3億40百万円(同0.5%増)、経常利益3億70百万円(同2.5%増)、純利益1億40百万円(前期△34億68百万円)を見込む。

 第2四半期の利益が通期業績予想利益を既に上回っている。(TA)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る