【注目のリリース】FRONTEOは株主支配ネットワーク解析ソリューションの提供を開始

■複雑なネットワーク上での株主間の影響力を持ち株比率から解析

 FRONTEO<2158>(東マ)は、経済安全保障に関わる国策や、企業の事業/R&D戦略の策定のキーとなる解析を提供するソリューション群の第二弾として、複雑なネットワーク上での株主間の影響力を持ち株比率から解析し、支配力の伝搬を把握するための「株主支配ネットワーク解析ソリューション」の提供を開始したと発表。

 FRONTEOは2020年8月にOSINT (Open source intelligence)研究を本格始動して以来、研究成果を応用して社会展開すべく、サービス提供に向けて取り組んできた。2021年6月1日には「サプライチェーンネットワーク分析ソリューション」をリリースしており、今後も順次ソリューションを拡充していく。

■当該企業の事実上の支配者が誰なのかを可視化

 新型コロナウイルス感染拡大の影で、グローバル企業のM&Aが盛んに行われている。M&Aに際しては、買主となる企業がデューデリジェンスを行い、買収対象の会社や事業に関するリスクを把握するというプロセスが必要。そのためにはサプライチェーンの健全性・安全性評価と共に、株主支配ネットワークの把握も重要。

 株主支配ネットワーク解析ソリューションは、提携/買収しようとしている企業が、特定の国家・企業によって遠隔から支配されていないか、当該企業の事実上の支配者が誰なのかを可視化することで、潜在的なリスクを把握し、対処したうえでの戦略的な意思決定に役立つと考えている。

【株主支配ネットワーク解析から見えてくるもの】

1.ネットワークを介した株主影響力
 単純な持ち株比率だけでは捉えられない複雑なネットワークを介した株主間の支配力を可視化。

2.人手では見つけることが困難な高次階層に存在する支配的な株主
 提携・買収しようとしている企業を実質的に支配しているのは誰か。

3.限られた予算内で買収の影響を最大化できる方法
 現状を把握するだけでなく、どのような買収戦略を立てれば影響力を最大化できるかといった企業戦略の定量評価にも応用できる。

■株主支配ネットワークの解析手法

 単純な持ち株比率だけでは、特にネットワークを通じた影響力行使を捉えることは困難なため、協調ゲーム理論に基づいて支配力を評価する指標を、ネットワークに拡張した指標を用いて算出している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る