オンコリスバイオファーマが後場一段高、「テロメライシン」遠隔効果や新型コロナへの高活性効果が注目され3日ぶりに高値更新

■開発中の新型コロナ薬OBP-2011高い活性を確認

 オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は6月23日の後場、一段と上値を追い、後場寄り後は8%高の1893円(140円高)まで上げて3日ぶりに年初来の高値を更新している。

 22日付で、「テロメライシン」の遠隔効果に関する研究結果が、学術誌『Molecular Therapy』に論文として掲載されたと発表しており、開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬とともに買い材料視されている。

 学術誌への論文は、発表によると、免疫不全マウスに対して、テロメライシンを片側のがんのみに投与したところ、投与していない反対側のがんの縮小も観察され、細胞外小胞(Extracellular Vesicles)を通じて遠隔効果を誘発し、転移がんに抗腫瘍効果をもたらす可能性を示唆するとの概要。

 また、6月14日には、現在開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬OBP-2011に関して、重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスや、中東型呼吸器症候群(MERS)ウイルスに対して、OBP-2011が高い活性を示すことを細胞培養系の実験で確認したと発表している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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