【株式市場】日経平均は一時698円安となり五輪無観客や酒類卸への制限など影響の見方

東京証券取引所

◆日経平均は2万7473円21銭(644円82銭安)、TOPIXは1882.85ポイント(37.47ポイント安)、出来高概算(東証1部)は回復し6億3709万株

 7月9日(金)前場の東京株式市場は、東京オリンピックの1都2県の会場を無観客とすることや、酒類卸に向けた酒提供店との取引停止要請などが投資心理を冷え込ませる形になり、日経平均は378円安で始まった後も次第安となり、午前11時には698円63銭安(2万7419円40銭)まで下押した。NY株の大幅反落も影響した。

 USEN-NEXT・HD)<9418>(東1)が四半期決算の大幅増益や8月期末の大幅増配など好感されて活況高。バイク王&カンパニー<3377>(東2)も過日発表の大幅増益決算が見直されて大きく反発。カイオム・バイオS<4583>(東マ)は抗体に関する研究開発に注目とかで急反発。テクノホライゾン・HD<6629>(JQS)は外資系証券が新規注目し投資判断開始とされて急伸。

 東証1部の出来高概算は回復し6億3709万株、売買代金は1兆4988億円。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は250銘柄、値下がり銘柄数は1879銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が下げ、値下がり率の小さい業種は、鉱業、石油石炭、空運、電力ガス、銀行、その他金融、水産農林、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る