【株式市場】鉄鋼株は高いが円高など影響し日経平均は後場も次第安のまま一時368円安となり大幅続落

東京証券取引所 株式市場

◆日経平均は2万8279円09銭(329円40銭安)、TOPIXは1939.61ポイント(23.55ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億7117万株

 7月15日(木)後場の東京株式市場は、国内粗鋼生産の増加報道などを受けて日本製鉄<5401>(東1)が一段と強含んだ一方、ソニーG<6758>(東1)はジリ安継続など、主力株の足並みがそろわず、日経平均は前場に続いて次第安の展開となった。時間とともに下げ幅を広げ、大引けにかけて368円28銭安(2万8240円21銭)まで下押し、大幅続落となった。

 後場は、レーザーテック<6920>(東1)が持ち直し、半導体製造の国際団体による製造装置の世界販売額の3割上方修正などが材料視されて13時過ぎからプラス圏に浮上。バリューコマース<2491>(東1)は業績予想の増額修正など好感され一段と上げた後高値圏で推移。オプティマスG<9268>(東2)はIDOM<7599>(東1)の業績予想増額修正を受けて連想買いが波及とされて一段高。関通<9326>(東マ)は業績予想の増額と9月の株式分割が好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。ウッドフレンズ<8886>(JQS)は今期も大幅増益予想の決算などが連日材料視されてストップ高となり4日連続大幅高。

 東証1部の出来高概算は9億7117万株(前引けは4億6250万株)、売買代金は2兆1142億円(同9904億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は279(前引けは580)銘柄、値下がり銘柄数は1839(同1480)銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は鉄鋼1業種のみ(前引けは4業種が値上がり)にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る