【株式市場】選挙に向けた景気対策の期待など言われ日経平均は後場一進一退だが値を保ち6日ぶりに反発

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7548円00銭(159円84銭高)、TOPIXは1904.41ポイント(15.52ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億3725万株

 7月21日(水)後場の東京株式市場は、大成建設<1801>(東1)などの建設株が前場上げたまま値を保ち、秋の選挙に向けた景気対策の期待などが言われ、信越化学<4063>(東1)など半導体株の一角も堅調に推移。一方、鉄鋼株は次第に値を消して軟調に転換。日経平均も徐々に値を消し、22日からの連休が意識されて一時49円91銭高(2万7438円07銭)まで上げ幅を縮めたが、大引けは持ち直して6日ぶりの反発となった。

 後場は、スズキ<7269>(東1)が15時から会見と伝えられて13時過ぎから急伸し、巴川製紙所<3878>(東1)は14時に発表した業績予想の増額修正が好感されて急伸しストップ高。パシフィックネット<3021>(東2)は「ウインドウズ11」登場による恩恵などが言われて前場上げたまま値を保って推移。リファインバースG<7375>(東マ)は三菱ケミカルHD<4188>(東1)への原料供給契約が材料視され急伸。元旦ビューティ<5935>(JQS)は屋根と天井を同時に施工する新事業が注目され2日連続大幅高。

 21日新規上場となったランドネット<2991>(JQS)は10時8分に公開価格3830円の39%高の5320円で初値をつけ、高値は前場の5890円、大引けは2249円。

 東証1部の出来高概算は9億3725万株(前引けは4億7420万株)、売買代金は2兆1487億円(同1兆1063億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1748(前引けは1823)銘柄、値下がり銘柄数は352(同272)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは31業種)が上げ、値上がり率上位は、輸送用機器、非鉄金属、金属製品、化学、水産農林、サービス、ガラス土石、空運、ゴム製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る