【株式市場】日経平均は69円安、後場は中国株安など気にされたが底堅く推移

◆日経平均は3万2706円52銭(69円85銭安)、TOPIXは2378.64ポイント(1.27ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は14億7589万株

 9月13日(水)後場の東京株式市場は、昼の時間帯に中国株の下げが目立つとされ、ファナック<6954>(東証プライム)や平和堂<8276>(東証プライム)が一段軟調に始まり、自動車株などにも一段軟調に始まる銘柄がみられたが、ホンダ<7267>(東証プライム)は円安基調に加え株式分割も材料視されて14時前に前場の高値を抜き一段堅調。野村証券が目標株価を引き上げたカシオ計算機<6952>(東証プライム)も一段堅調。住友商事<8053>(東証プライム)なども一段堅調になった。

 日経平均は13時にかけて本日の安値3万2616円65銭(159円72銭安)をつけたが、14時頃には一時小高い場面を見せて高下し、大引けは反落だが底堅かった。

 後場は、JCRファーマ<4552>(東証プライム)が一段と上げ10月初に臨床試験データを公開し事業説明会との段取りを2日連続好感。エンビプロ・ホールディングス<5698>(東証プライム)はEV電池リサイクル拡大が注目され茨城新工場への期待などで一段ジリ高。ギグワークス<2375>(東証スタンダード)はグループの日本直販にプロデューサーを向かえるなどのテコ入れ策など好感され2日連続ストップ高。

 サイトリ細胞研究所<3750>(東証スタンダード)は上場20周年の特別優待など好感され2日連続大幅高。イントランス<3237>(東証グロース)も業績回復にともなう特別株主優待が好感され後場再三ストップ高。ココナラ<4176>(東証グロース)はみずほ銀行との合弁事業に期待強まり急伸しストップ高。さくらさくプラス<7097>(東証グロース)は好決算に加え内閣改造での「こども政策担当大臣に」初入閣の女性議員という人事に期待する様子もあるようで活況高となりストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億7589万株(前引けは7億2605万株)、売買代金は3兆5483億円(同1兆7738億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は708(前引けは582)銘柄、値下がり銘柄数は1069(同1196)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ゴム製品、海運、陸運、銀行、保険、石油石炭、鉱業、非鉄金属、証券商品先物、輸送用機器、鉄鋼、パルプ紙、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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