JトラストグループのJトラストアジアがシンガポールで提訴、相手方に資産凍結命令が下る

Jトラスト 8508

■(開示事項の経過)昨年の勝訴判決に含まれていなかった損害回復を求める

 Jトラスト<8508>(東2)は8月5日の夕刻、グループ企業であるJトラストアジアがシンガポール共和国高等法院において8月3日、GLH、此下氏ほか4社(下記参照)に対し、2020年10月の判決に含まれていなかった投資金額124,474,854米ドルに係る損害の回復を求める訴えを更に提起したことを発表した。

 シンガポール共和国の控訴裁判所は、2020年10月6日付の当社適時開示『(開示事項の経過)で発表したように、Group Lease Holdings Pte.Ltd.(以下、「GLH」)、此下益司氏(以下、「此下氏」)ほか5社に対し、JTRUST ASIA PTE. LTD.(Jトラストアジア」)へ、損害賠償として、70,006,122.49米ドル及び131,817.80シンガポールドルの合計額とともに、シンガポールにおける訴訟費用を支払うよう命じる判決(以下、「2020年10月の判決」」)を言い渡した。この2020年10月の判決については、Jトラストアジアは既に73,576,970.62米ドル及び958,169.05シンガポールドルを回収しており、2020年10月の判決に基づく未履行の支払義務は存在しない。

 一方、2021年8月3日、Jトラストアジアは、シンガポール共和国高等法院において、GLH、此下氏ほか4社に対し、2020年10月の判決に含まれていなかった投資金額124,474,854米ドルに係る損害の回復を求める訴えを更に提起した。かかる訴えに関連して、高等法院は、2021年8月4日、Jトラストアジアの求めに応じ、資産凍結命令を発令した。当該資産凍結命令の概要は以下のとおり。

(1)GLHに対する全世界的資産凍結命令(Worldwide Freezing Order)
・130百万米ドルまでの範囲において、GLHは同社の資産(かかる資産がシンガポール共和国内に存在するか否かを問わない)を処分、取引、減少させてはならない。
・130百万米ドルまでの範囲において、GLHが同国内に存在する同社の資産について同国外に移動することを禁止する。
・GLHは、同国内に存在するか否かを問わず、保有する同社の全ての資産に関する評価額、所在及び詳細(担保権が設定されている場合において当該担保権の詳細を含むがこれに限られない)について、書面によりJトラストアジアに開示しなければならない。

(2)此下氏に対するシンガポール共和国内での資産凍結命令(此下氏に対しては、既に英領バージン諸島において全世界的資産凍結命令が発令されていることに照らして、シンガポール共和国内での資産凍結命令となった)。
・130百万米ドルまでの範囲において、此下氏はシンガポール共和国内に存在する自己の資産を処分、取引、減少させてはならない。
・130百万米ドルまでの範囲において、此下氏が同国内に存在する自己の資産について、同国外に移動することを禁止する。
・此下氏は、同国内において保有する自己の全ての資産に関する評価額、所在及び詳細(担保権が設定されている場合において当該担保権の詳細を含むがこれに限られない)について、書面によりJトラストアジアに開示しなければならない。

 Jトラストおよび同社グループは、グループの経験を活かし、引き続き、当社及びステークホルダーの利益の最大化に向けて回収に最大限努めていく方針とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シャープ堺工場跡地を再活用、水冷技術と再エネ電力で高性能計算を実現  KDDI<9433>(東証…
  2. ■2026年3月6日全国公開、日本の観客へ感謝を込めた特別版  ギャガは、『映画 冬のソナタ 日本…
  3. ■写真555点で広がる味覚の世界、0歳からの「はらぺこ図鑑」  学研ホールディングス<9470>(…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  2. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…
  3. ■地銀・建設・リサイクル株が業績上方修正クラスターを形成  今週の当コラムは、内需ディフェンシブ株…
  4. ■「TACO」神話揺らぐ、内需関連が上場来高値圏  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みする…
  5. ■高市トレード調整は好機か、配当利回り上位株で権利取り戦略  今週の当コラムは、権利付き最終売買日…
  6. ■「音楽が鳴っている限り踊る」か「笛吹けど踊らず」か、高市トレードで問われるベテラン投資家の知恵 …

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る