マーチャント・バンカーズは22年3月期1Q大幅黒字、通期は再上振れの可能性

(決算速報)
 マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は8月12日の取引時間終了後に22年3月期第1四半期連結業績を発表した。マーチャント・バンキング事業の成長が牽引して大幅増収となり、各利益は大幅黒字を計上した。通期予想(6月28日に上方修正)は再上振れの可能性が高いだろう。収益拡大を期待したい。株価はモミ合い展開だが、第1四半期の好業績を評価してモミ合い上放れを期待したい。

■22年3月期1Q大幅黒字で通期予想は再上振れの可能性

 22年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比4.1倍の12億28百万円で、営業利益が3億01百万円(前年同期は39百万円の赤字)、経常利益が2億87百万円(同57百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が2億17百万円(同64百万円の赤字)だった。マーチャント・バンキング事業の成長が牽引して大幅増収となり、各利益は大幅黒字を計上した。

 マーチャント・バンキング事業は5.8倍増収で6.5倍増益だった。賃貸不動産収益の安定的推移に加えて、企業投資有価証券売却および不動産投資物件売却で投資収益が大幅に増加した。オペレーション事業は41.7%増収で赤字縮小した。新型コロナウイルスの影響が和らいだ。

 第1四半期の好調を受けて6月28日に第2四半期累計および通期の連結業績予想を上方修正した。修正後の通期連結業績予想は売上高が21年3月期比62.0%増の26億50百万円、営業利益が2.0倍の4億50百万円、経常利益が2.6倍の3億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が2億30百万円(21年3月期は44百万円の赤字)としている。配当予想は据え置いて21年3月期と同額の2円(期末一括)である。

 第2四半期には収益用マンションの売却を予定している。回収した資金によって収益不動産の取得や連結貢献できる企業M&Aを積極推進する方針だ。またブロックチェーン事業において、第2四半期にNFT売買プラットフォームの正式オープンを予定している。通期予想は再上振れの可能性が高いだろう。収益拡大を期待したい。

■株価はモミ合い上放れ期待

 株価はモミ合い展開だが、第1四半期の好業績を評価してモミ合い上放れを期待したい。8月12日の終値は309円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS8円24銭で算出)は約38倍、時価総額は約86億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る