建設技術研究所は後場も一段高、第2四半期の大幅増益など好感される

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■自然災害が年々激甚化する傾向のため将来性への期待も強い

 建設技術研究所<9621>(東1)は8月16日、次第高となり、後場も一段と強含んで13時過ぎには2454円(153円高)まで上げている。13日に発表した第2四半期決算の大幅増益などが好感され、今年6月23日以来の2400円台復帰となっている。

 第2四半期の連結決算(2021年1~6月・累計)は、売上高が前年同期比9.8%増加し、営業利益は同34.2%増の35.65億円だった。国内が防災・減災対策やインフラ老朽化対策にかかわる国土強靭化計画などにより引き続き堅調で、海外では東南アジアで複数の大型受注があり、欧州では受注環境が好転した。

 12月通期の連結業績予想は据え置き、営業利益は前期比3.6%減の49億円。ただ、受注が好調とみられる上、日本列島を取り巻く自然災害が年々激甚化する傾向のため、事業環境は拡大傾向を強めると期待を強めるの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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