【株式市場】日経平均は196円高、2日続伸、後場は円安鈍化し好決算株や材料株がにぎわう

◆日経平均は3万6354円16銭(196円14銭高)、TOPIXは2556.71ポイント(17.03ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場伸びなかったが増加し18億6986万株

 2月5日(月)後場の東京株式市場は、三菱重<7011>(東証プライム)やコマツ<6301>(東証プライム)が一段と上げて始まったものの、午前中の円安傾向が鈍化したことなどで伸びきれず、自動車株や電子部品株も総じて一進一退に転じた。郵船<9101>(東証プライム)は正午に発表した四半期決算と業績予想の下方修正を受けて一段軟化。半面、菱地所<8802>(東証プライム)は一段高となり、三井不<8801>(東証プライム)に対する米投資ファンドの自社株買い要求の連想波及。日経平均は前引け値を40円ほど上回って始まり、240円高から160円高の間で緩慢な値動きを続けたが大引けも値を保ち2日続伸となった。

 後場は、セイコーエプソン<6724>(東証プライム)が一段ジリ高となり、第3四半期3か月間の利益急増など好感の見方。住友ベークライト<4203>(東証プライム)は前引け後に発表の四半期決算が材料視されて一転堅調に始まり次第高。フォーサイド<2330>(東証スタンダード)はAI関連新事業への期待続き一段と上げて2日連続大幅高。アルメディオ<7859>(東証スタンダード)は第3四半期決算の大幅増益など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は後場伸びなかったが増加し18億6986万株(前引けは10億285万株)、売買代金は4兆8296億円(同2兆6362億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は1106(前引けは1142)銘柄、値下がり銘柄数は499(同462)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、銀行、輸送用機器、保険、証券商品先物、非鉄金属、パルプ紙、機械、その他金融、ガラス土石、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る