アルコニックスが将来性あるベンチャー企業などに投資するCVCファンドとその運用子会社を設立

■「アルコニックスグローバルイノベーション投資事業有限責任組合」(仮称)

 アルコニックス<3036>(東1)は8月24日の16時、将来性あるベンチャー企業や事業を投資先とするコーポレートベンチャーキャピタルファンド(CVCファンド)及び運用子会社の設立を発表した。

 CVCファンドの名称は、「(仮称)アルコニックスグローバルイノベーション投資事業有限責任組合」。所在地は東京都千代田区永田町二丁目11番1号、組成時期は2021年11月(予定)。ファンド総額3000百万円(キャピタルコール方式)。運用期間は10年間(存続期間で延長可)。

 設立する連結子会社は、「アルコニックスベンチャーズ株式会社」(東京都千代田区永田町二丁目11番1号)。代表取締役は鈴木匠・アルコニックス取締役。設立年月は21年8月(予定)。資本金の額30百万円、出資資率はアルコニックス100%。

 アルコニックスは、非鉄金属を中心とした素材及び製品の流通を通じて産業の発展に貢献する一方、製造業を中心としたM&A、及び事業投資に積極的に取り組み、「商社流通と製造業を融合する総合企業」として双方の事業を有機的に融合するユニークなビジネスモデルを構築した。この過程で培ったノウハウを駆使し、中長期的な成長に向けた新たな企業価値の創出に努めている。

 今回、アルコニックスは、この目標達成のためCVCファンド及び運用子会社の設立を決定した。CVCファンドを活用し「先端材料・高成長事業」及び「素材・ものづくり」に関連のあるベンチャー企業または事業を投資先として選定し、当社グループが培ってきたリソース、及び外部アドバイザーのファンド運用ノウハウを活用して成長支援を行い、投資先が生み出すアイデアや技術を取込むことで新規事業の開拓とさらなる業容拡大を推進していくとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る