ブイキューブは今期第2四半期業績予想の利益面での大幅な上方修正を発表

■売上原価は計画を下回る見込みとなり、費用全体でも計画を下回る見込み

 ブイキューブ<3681>(東マ)は24日の前場引け後、15年12月期第2四半期連結業績予想の利益面での大幅上方修正を発表したことから、株価は一時2266円と年初来の最高値を更新した。しかし、引けは前日比182円安の1947円で終わった。

 第2四半期連結業績予想の売上高は、当初予想通りの27億円(前年同期比55.9%増)、営業利益は当初予想を1億70百万円上回る1億70百万円(同58.9%増)、経常利益は1億80百万円上回る1億80百万円(同116.9%増)、純利益は90百万円上回る90百万円(同190.3%増)と利益面で大幅な上方修正となったこともあり、大幅増収増益を見込む。

 売上高に関しては、主力のクラウド型サービスの売上高は計画を大きく上回る見込みとなった。しかし、オンプレミス型サービスの売上高は、案件の先送りの影響等で、計画を下回る見込みとなった。当第3四半期にピークが出る計画の電子黒板システム等のアプライアンスの売上高及びビジュアルコミュニケーションに関わるハードウェアを販売するその他の売上高は、売上総利益率の低い案件の獲得を控えたため、各々、計画を下回る見込みとなった。その結果、全体では、前回発表予想の通りを見込んでいる。

 販売費及び一般管理費は概ね計画通り推移しているものの、オンプレミス型サービス、アプライアンス及びその他の案件の減少に伴い、売上原価は計画を下回る見込みとなり、費用全体でも計画を下回る見込みとなった。

 売上総利益率の高いクラウド型サービスの売上高が計画を上回る見込みとなったことに加え、費用が計画を下回る見込みとなったこと等から、利益面では当初予想を大幅に上回る見込み。

 株価は、好業績を反映し、急上昇している。

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