アールシーコアの今期第2四半期は、直接販売が順調で、増収となったものの、組織体制強化等による販管費増により減益

■通期売上高は、過去最高の136億50百万円を見込む

 ログハウスのアールシーコア<7837>(JQS)の今期第2四半期は、直接販売が順調で、増収となったものの、組織体制強化等による販管費増により減益となった。

 売上高は65億35百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益3億89百万円(同9.8%減)、経常利益3億82百万円(同7.4%減)、純利益1億85百万円(同34.9%減)となった。

 売上高は、夏場の天候不順等により工事期間が伸び、納期が遅れる影響があったものの、期首の契約残高が豊富であったことから増収となった。

 利益面については、組織体制強化に伴う人件費増等から1億40百万円増加したことから、営業利益以下が減益となった。
 純利益が大幅減益となったのは、カナダ製造子会社の売却に伴う為替影響により特別損失を1億15百万円計上した影響による。

 通期連結業績予想は、売上高136億50百万円(前期比10.8%増)、営業利益7億80百万円(同3.6%増)、経常利益7億60百万円(同2.5%増)、純利益4億45百万円(同12.9%減)を見込んでいる。
 なお、配当については、年間47円(前期45円)と2円の増配を予定している。

 10月21日に発表しているように、当初予想は下回るものの、売上高については、過去最高を見込んでいる。背景には、全国展示場への新規来場件数が5カ年で2万件から3万件と1.5倍となると予想されていることが挙げられる。また、契約棟数は、925棟から1130棟と1.2倍と堅調に増える見込み。

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