【注目銘柄】三栄建築設計は超割安で年初来高値奪回に再発進、前期に続き今期も業績・増配期待

注目銘柄

 三栄建築設計<3228>(東1)は、7月30日につけた配当権利落ち後安値1827円から出直る動きを強めている。同社株は、今年8月25日に2021年8月期業績の上方修正と期末配当の増配を発表したばかりで、株価の反応は小幅にとどまっており、評価不足としたうえに続く今2020年8月期業績の連続過去最高更新、連続増配を期待して割安株買いが再燃した。8月27日に発表した連結子会社のシード平和<1739>(JQS)の商号変更は、グループ力・シナジー効果の強化、また前日大引け後に発表したケネディクス(東京都千代田区)の賃貸戸建住宅ファンドへの住宅供給協定も業容拡大につながるとして評価されそうだ。

■中期計画の目標業績を1年前倒しで達成し最終目標をターゲットも

 同社が決算集計作業に入った前2021年8月期通期業績は、第2四半期(2Q)累計業績に続いて上方修正され、売り上げは期初予想より60億円引き下げられ1340億円(前々期比16.5%増)と増収転換率を縮小させたが、営業利益は逆に12億2600万円引き上げ115億円(同44.3%増)、経常利益も同じく20億1600万円アップさせて120億7000万円(同67.8%増)、純利益も同様に12億円上乗せして76億円(同86.4%増)とV字回復を鮮明化させ、純利益は、過去最高60億6800万円(2019年8月期)を2期ぶりに更新する。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う巣ごもり需要やテレワークなどの在宅勤務により同社の分譲住宅ブランドの「メルディア」の販売が拡大したことが要因となった。配当は、目標配当性向を30%に引き上げたことに従って年間配当を75円(前期実績48円)と大幅に増配幅を拡大させる。続く今2020年8月期業績については、今年10月の前期決算の開示時の業績ガイダンスを待たなければならないが、同社が現在推進中の中期経営計画では、上方修正された今2021年8月期業績がすでに2022年8月期の業績目標を1年前倒しで達成しており、最終年度の2023年8月期の業績目標(経常利益126億円、純利益80億円)がターゲットとなる可能性もある。戸建分譲事業に経営資源を重点配分するために、収益不動産の保有目的を変更したことや、10月1日にシード平和の商号を「メルディアDe」に変更することも、期待材料となる。またケネディクスのファンドには、年間100億円の戸建住宅を供給する。

■PERは5倍、配当利回りは3.9%と超割安で年初来高値奪回に再発進

 株価は、今年4月の前期2Q累計業績の上方修正で「ウイズ・コロナ」株人気を高めて年初来高値2149円をつけ、その後四半期業績の発表やシード平和の業績上方修正でも2000円台をキープしたが、今年8月に入って1783円まで調整、期末ギリギリの業績上方修正、増配も1800円台の限定的な反応にとどまった。前期業績の上方修正ベースのPERはわずか5倍台、配当利回りは3.9%と超割安であり、年初来高値奪回に向け再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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