シナネンHDグループの非FITによる電力供給が環境省の「オフサイトコーポレートPPAによる太陽光発電供給モデル創出事業」に採択

■再エネ由来の電力供給100%への切替え需要に応える

 シナネンホールディングス<8132>(東1)は、同社及びグループ会社のシナネン、シナネンエコワークと、事業パートナーのクリーンエナジーコネクト(東京都品川区)との共同申請によって、環境省が実施する「令和3年度オフサイトコーポレートPPAによる太陽光発電供給モデル事業」の二次公募において、2022年2月から実施する「オフサイトコーポレートPPA」のモデル事業が採択されたと発表した。

 「オフサイトコーポレートPPAによる太陽光発電供給モデル創出事業」は、環境省が実施する「令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(PPA活用など再エネ価格低減等を通じた地域の再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業)」における補助対象の一つである。長期的かつ低廉な価格の太陽光発電の供給を促進することを目的として、脱炭素化の推進に資するオフサイトコーポレートPPAにて太陽光発電による電力を供給する事業者に対して支援が行われる。

 2050年の脱炭素社会・カーボンニュートラルの実現に向けて、国内においても大手企業を中心に、自社内での使用電力を再生可能エネルギー由来の電力100%にシフトする動きが加速している。こうした電力ニーズに応えるため、シナネンは今年4月にクリーンエナジーコネクトとの共同で、非FITの太陽光発電所から直接電気を調達し、環境意識の高い顧客に電力と環境価値を供給する「バーチャルコーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)」による電力供給スキームを構築した。

 今回、2022年2月から、シナネンホールディングスとシナネンエコワークがそれぞれ所有するオフィスビルとリサイクル工場において「オフサイトコーポレートPPA」の事業を行うことになり、同事業が「オフサイトコーポレートPPAによる太陽光発電供給モデル創出事業」として採択された。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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