りそなHDは百十四銀行とデジタル分野における戦略的業務提携を締結

 りそなホールディングス<8308>(東1)と百十四銀行<8386>(東1)は7日、デジタル分野における戦略的業務提携を締結したと発表。

 りそなHDでは従来から、資本関係やシステム統合にとらわれない柔軟な連携を通じて、異業種や地域金融機関の方々とWIN-WINの関係を築いていく共創型のプラットフォームの構築を目指している。

 香川県で約50%のシェアを誇り、四国を中心に高いプレゼンスを発揮する百十四銀行とデジタル分野における情報・ノウハウを相互に活用することで、顧客との接点拡大や利便性向上に努め、更なる地域経済への貢献と持続的な成長を目指していく。

■本業務提携の内容

(1)バンキングアプリによる非対面ビジネスの強化や営業プロセス・店頭事務改革の追求

 両社で開発するバンキングアプリを通じて非対面チャネルを拡充し、百十四銀行の顧客に「いつでも」「どこでも」スマートフォンで手続きが完結する新たな体験を提供する。また、店頭タブレットによるバンキングアプリ機能の店頭展開については今後検討を行う予定。

(2)デジタルマーケティング、データ分析、データビジネスの高度化や人材交流によるノウハウの共有・向上

 店舗やバンキングアプリなどのチャネル間のデータ連携等を通じて得たデジタルマーケティングやデータ分析、データビジネスに関する知見を共有するとともに、人材交流を通じてノウハウの向上に努める。

(3)デジタルプラットフォームの活用領域の拡大や他金融機関・異業種との連携・協業

 両社の提携にとどまらず、デジタルプラットフォームを通じて他の金融機関やフィンテック企業をはじめとした異業種との連携・協業を拡大し、多種多様なサービスを提供しデジタル化による顧客の利便性向上と地域経済への貢献を目指していく。

■2022年度中にサービスの提供を開始

 両社は、百十四銀行の個人の顧客向けに新たなバンキングアプリの共同開発に着手し、2022年度中にサービスの提供を開始する予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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