積水化学工業、神戸空港でフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験を開始

■再生エネ拡大の切り札となる軽量・柔軟型太陽電池

 積水化学工業<4204>(東証プライム)と積水ソーラーフィルムは6月12日、神戸市および関西エアポート神戸と連携し、神戸空港の制限区域内においてフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験を開始すると発表した。空港の制限区域内にこの種の太陽電池を設置するのは国内初の試みであり、脱炭素社会実現に向けた再生可能エネルギーの導入拡大を見据えた取り組みである。

 同実証は、平地面積の少ない日本における太陽光発電導入の課題に対する新たな解決策として、軽量・薄型かつ柔軟性の高いフィルム型ペロブスカイト太陽電池を活用するものだ。特に従来設置が困難であった空港制限区域という特殊な環境において、空港機能を妨げることなく設置できる点に注目が集まっている。

 実証では神戸空港の緑地帯約50平方メートルに太陽電池を設置し、2025年6月から2027年3月まで、耐風性能や施工方法、発電効率、耐久性などを検証する。得られた成果は今後の設置方法の確立とさらなる適用拡大に活用され、脱炭素社会の実現に寄与することが期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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