パイプドビッツは東京農業大学教職員組合の「Web投票システム」を「スパイラル」で構築

■投票時の密を回避し、選挙事務作業工数を10分の1に削減

 パイプドHD<3919>(東1)グループのパイプドビッツは、東京農業大学教職員組合(世田谷キャンパス)に「Web投票システム」を提供し、選挙事務作業を効率化したインタビュー記事を、2021年9月13日に公開した。同システムはローコード開発プラットフォーム「スパイラル」を基盤に構築している。

■導入の経緯

 東京農業大学は、1891年の創設以来、動植物全てに関わる総合科学を扱う大学として、生命、食料、環境、健康、エネルギー、地域再生に挑み、社会に貢献する人材を送り出している。同大学の教職員組合は、約800人の組合員で構成され、役員や代議員を決める選挙のほか、組合活動に関する組合員投票などを年に10回程度行っている。以前は、投票用紙を用意して投票所を開設し、3時間ほどかけて開票作業を手作業で行っていた。2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大したことをきっかけに、Web投票システムを導入することで、感染症対策だけでなく、事務作業の効率化や時間短縮についても実現したいと考え、その基盤に「スパイラル」が採用された。

■導入効果

(1)選挙・投票にかかる事務作業工数を10分の1に削減

 Web投票システムを導入したことで、投票用紙の印刷や配布のほか、多い時では8か所にのぼる投票所の確保が不要となり、1回の選挙でかかる事務作業工数が10分の1に削減できた。これにより、本業の合間を縫って運営する選挙管理委員会メンバーの事務作業を大幅に効率化できた。

(2)開票作業が3時間から30分に短縮

 これまでは各選挙区に集められた投票用紙を手作業で集計し、3時間ほどかけて行っていた開票作業を30分に短縮でき、開票リードタイムを5分の1に削減できた。

(3)感染リスクを避け、時間と場所に囚われない投票が可能に

 選挙の準備段階や投票時のおける対面接触機会を減らせることで、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを抑えることができた。また、以前は、不在者投票期間を設けても海外出張などで投票できない状況があったものの、インターネット環境さえあればいつでもどこからでも投票できるため、投票者の利便性も向上した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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