【株式市場】日経平均は後場一進一退だが上げ幅400円台を保ち3日続伸

◆日経平均は2万8498円20銭(449円26銭高)、TOPIXは1996.58ポイント(34.73ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億9417万株

 10月11日(月)後場の東京株式市場は、トヨタ自<7203>(東1)が3年ぶりの円安などを受けて13時過ぎにかけて一段高となり、ソニーG<6758>(東1)は円安がマイナスに働くとされるものの台湾企業との半導体工場設立報道などを受けて大引けにかけ一段ジリ高。第一生命<8750>(東1)は米金利上昇と上昇観測を受け一段水準を上げて推移。日経平均は、寄与度の大きい半導体株が再びダレ模様になったこともあり、前引けの水準(440円高)で始まったまま上値が重く、大引けまで一進一退を続けたが大幅高で3日続伸となった。

 後場は、日本鋳鉄管<5612>(東1)が首都圏で7日夜発生した地震を受けて水道管需要などへの思惑が衰えず一段ジリ高。Jトラスト<8508>(東2)は月次好調やチャート煮詰まり妙味が言われて一段高。アクアライン<6173>(東マ)は水回り修理事業の一部が業務停止命令中だが地震を機に需要拡大期待とされてストップ高。川崎地質<4673>(JQS)は国土強靭化事業や盛り土調査などが追い風とされて再び一段高のストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億9417万株(前引けは6億4963万株)、売買代金は2兆7085億円(同1兆4744億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1834(前引けは1670)銘柄、値下がり銘柄数は295(同420)銘柄。

 また、東証33業種別指数は電力ガスを除く32業種が値上がり(前引けは電力ガス、パルプ紙を除く31業種が値上がり)し、値上がり率上位は、海運、空運、鉱業、輸送用機器、ガラス土石、石油石炭、卸売り、サービス、非鉄金属、ゴム製品、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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