第一三共は相次ぐ臨床発表など好感され戻り高値を更新

銘柄フラッシュ

■調整大きかったが長期上昇基調は終っていないとの見方も

 第一三共<4568>(東1)は9月24日、再び出直りを強める相場になり、3170円(86円高)まで上げた後も堅調で戻り高値に進んでいる。21日付で、「欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で発表したトラスツズマブ デルクステカン(DS-8201)」に関する開示(陽性乳がん、陽性胃がん、非小細胞肺がん)など、計4本のプレスリリースを発表しており、新薬の実用化に向けた期待が高まっている。

 株価は2018年の1000円前後から上げ足を強め、2020年11月に3948円の高値をつけた。その後21年8月にかけて2000円台まで調整したが、直近にかけては出直りを強めながら主な移動平均を順に上抜いてきたため、調整前の長期上昇基調は終わっていないとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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