【株式市場】日経平均は一時233円安となり続落模様、観光関連株など高いが製造業が重い

株式

◆日経平均は2万9439円37銭(104円92銭安)、TOPIXは2030.04ポイント(8.25ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億3614万株

 9月30日(木)前場の東京株式市場は、旅行会社で予約急増などとされ、JR各社やKNT-CTホールディングス<9726>(東1)などが続伸基調となり、ワタミ<7522>(東1)なども続伸基調となった。半面、中国の電力不足による生産停滞などで製造業関連株が重く、ファナック<6954>(東1)は取引開始直後を除いて軟化、半導体株も安い。日経平均は朝方の59円88銭高(2万9604円17銭)を上値に次第安となり、午前11時にかけては232円95銭安(2万9311円34銭)まで下げたが、中国の景気指標発表を受けて持ち直した。

 塩野義製薬<4507>(東1)は経口・飲み薬の新型コロナ治療薬が注目され上場来の高値に接近。エアトリ<6191>(東1)はホテル事業でのグーグル広告開始に加え北陸の新格安航空会社などが材料視されて一段高。富士ソフトサービスビューロ<6188>(東2)は退職共済機構からの業務受託などが好感され再び出直り拡大。MRT<6034>(東マ)は日本郵便との実証実験が注目されストップ高。鴨川グランドホテル<9695>(JQS)は旅行会社で予約急増などとの報道が材料視され一段と出直り拡大。

 新規上場のアスタリスク<6522>(東マ)は買い気配で始まり、午前11時120分前に5760円(公開価格3300円の74%高)で初値をつけ、前引けは5280円。

 東証1部の出来高概算は6億3614万株、売買代金は1兆6486億円。1部上場2174銘柄のうち、値上がり銘柄数は947銘柄、値下がり銘柄数は1121銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は11業種となり、陸運、医薬品、空運、保険、不動産、卸売り、小売り、サービス、鉱業、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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