【株式市場】日経平均は後場も上げ幅500円台を保ち大幅反発

株式市場 取引所

◆日経平均は2万9106円01銭(505円60銭高)、TOPIXは2018.40ポイント(22.98ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億4196万株

 10月26日(火曜)後場の東京株式市場は、川崎汽船<9107>(東1)が上期最高益予想の報道などを受けて一段と強含み、海運株が強さを継続し、JFEホールディングス<5411>(東1)も一段ジリ高となり、鉄鋼株も続伸基調。自動車株も高い。半面、半導体株の中には息切れ気味になって値を消す銘柄もあり、日経平均は前引けとほぼ同水準の500円高(2万9100円前後)をはさんで小動き横ばいを続けた。大引けも大きな動きなく、昨25日の204円安から大幅に反発した。

 後場は、日本郵政<6178>(東1)が一段と強含む場面を見せて活況高となり、財務省が25日に売り出価格を決定発表したため動きやすくなったこと、11月から自社株買いを開始することなどで活況高。ペプチドリーム<4587>(東1)は昼過ぎに借入による資金調達検討を発表したため新株予約権のような株式価値の希薄化は起こらないことになり急伸後も次第高。

 アートスパークHD<3663>(東2)はマンガ・イラスト・アニメ制作アプリの全世界累計出荷本数1500万本が好感されて2日ぶりに高値を更新。ネオMkt<4196>(東2)はCookyレス時代の新プラットフォームなどが注目され急反発。FRONTEO<2158>(東マ)は米マイクロソフトとの製品連携等好感されて高値を更新。Mipox<5381>(JQS)は増額修正への期待が強いとされて一段高

 10月26日新規上場となったCINC<4378>(東マ)は午前9時48分に3950円(公開価格3080円の28%高)で初値をつけ、11時にかけて一段高の4055円(同32%高)まで上げ、後場は大引けにかけて4065円(32%高)まで一段と強含み、大引けは3830円となった。

 東証1部の出来高概算は11億4196万株(前引けは6億177万株)、売買代金は2兆5741億円(同1兆2898)億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1685(前引けは1788)銘柄、値下がり銘柄数は398(同294銘柄)。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉄鋼、その他金融、情報通信、非鉄金属、医薬品、ゴム製品、小売り、輸送用危機、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る