【株式市場】日経平均は後場も下げ幅200円台で推移し続落だが出来高と売買代金が増加

東京証券取引所

◆日経平均は2万8820円09銭(278円15銭安)、TOPIXは1999.66ポイント(14.15ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し22億1279万株

 10月28日(木)後場の東京株式市場は、トヨタ自<7203>(東1)が9月の生産・販売台数の発表を受けて持ち直して始まり、前場堅調だった半導体株はアドバンテ<6857>(東1)が13時頃から一段ジリ高など依然堅調に推移。一方、ファナック<6954>(東1)は業績予想の減額を受けて前場下げたまま底練りを続け、四半期決算がモノ足りないとされた住友化<4005>(東1)も底練り圏で推移。日経平均は297円安で始まり、14時過ぎから持ち直す場面はあったが大引けは2日続落となった。

 後場は、13時過ぎに四半期決算を発表した三菱電機<6503>(東1)が徐々に値を戻し、やや経って発表した積水化学<4204>(東1)は一段高。14時に発表した東京ガス<9531>(東1)は急伸。日水製薬<4550>(東1)は増配も同時に発表し急伸したが大引けにかけては上げ一服。Sansan<4443>(東1)は11月末の株式4分割、ブイキューブとの提携などが好感され一段高。マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は不動産事業の強化屋業績上振れ期待などで一段高。インスペック<6656>(東2)はSCREENホールディングス<7735>(東1)の好決算を受け連想波及とされて一段高。ザインエレ<6769>(JQS)は業績予想の増額修正など好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。インティメートM<7072>(東マ)は引き続きインテージHD<4326>(東1)グループとの提携などが材料視され一段高。

 東証1部の出来高概算は増加し22億1279万株(前引けは6億8131万株)、売買代金は5兆699億円(同1兆5960億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は951(前引けは734)銘柄、値下がり銘柄数は1143(同1330)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、空運、水産農林、化学、金属製品、不動産、小売り、ガラス土石、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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