【株式市場】日経平均は後場何度か軟化するが持ち直し4日続伸、米中会談で様子見

◆日経平均は2万9808円12銭(31円32銭高)、TOPIXは2050.83ポイント(2.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億9059万株

 11月16日(火)後場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東1)が前場上げたまま高値圏で推移するなど、ハイテク関連株の強さが目立った一方、前引けにかけて上げた良品計画<7453>(東1)やファーストリテ<9983>(東1)が急速に値を消し、様子見気分を助長。日経平均は前引けから3円高で始まったが、朝始まった米中トップ会談には多くを期待できない可能性があり、13時過ぎに一時軟化、その後持ち直したものの強もみ合いで推移し、大引けは4日続伸となったが小幅高にとどまった。

 後場は、トレックス・セミコン<6616>(東1)が一段と上げ、昨日発表の大幅増益決算が好感されストップ高。半導体製造装置部品のマルマエ<6264>(東1)も一段ジリ高。川上塗料<4616>(東2)は11月決算への期待強まるとされ一段高。ジモティ<7082>(東マ)は昨日発表の四半期決算が好感され一段と上げてストップ高。スターツ出版<7849>(JQS)は四半期黒字化後のジリ高相場に乗った向きが値幅取りに出てきたとされ投機妙味を増して急伸。

 東証1部の出来高概算は11億9059万株(前引けは6億147万株)、売買代金は2兆7093億円(同1兆3868億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は890(前引けは1220)銘柄、値下がり銘柄数は1189(同825)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、輸送用機器、保険、その他金融、電気機器、卸売り、情報通信、ゴム製品、小売り、などとなった。(HC)
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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