【株式市場】欧州株安や円高など受け日経平均は大幅続落し材料株にシフト

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7530円39銭(282円99銭安)、TOPIXは1414.14ポイント(21.95ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億7915万株

チャート14 10日前場の東京株式市場は、ギリシャの政治情勢や産油国通貨の下落などを受けた英、仏、独など欧州株の全面安、外為市場での「円」へのシフト再燃などが手控え要因になり、トヨタ自動車<7203>(東1)が一時約1週間ぶりに7500円を割り込むなどで日経平均は朝方に295円33銭安(1万7518円05銭)まで急落する場面があった。このため、目先資金を中心に物色動向が材料株にシフトし、大幸薬品<4574>(東1)が除菌成分の活用を家電メーカーと推進と伝えられて急反発し、オンコセラピー・サイエンス<4564>(東マ)は新抗がん剤の開発に関する論文を共同研究相手のシカゴ大学が公表との発表を材料にストップ高、昨日ストップ安のMCJ<6670>(東マ)もスティック型パソコンに期待再燃し急反発となった。PALTEK<7587>(JQS)は個人投資家向け説明会などの広報活動に積極的とされて一時ストップ高の急伸となった。

 東証1部の出来高概算は11億7915万株、売買代金は1兆3030億円。1部上場1848銘柄のうち、値上がり銘柄数は443銘柄、値下がり銘柄数は1285銘柄となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る