【株式市場】日経平均は5円安、朝方の416円安を下値に切り返し一時プラス圏に浮上

株式

◆日経平均は2万8746円49銭(5円13銭安)、TOPIXは1977.20ポイント(7.78ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し7億505万株

 11月29日(月)前場の東京株式市場は、前週末に続き新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」流行への警戒感から全体に売り先行で始まったが、日本航空<9201>(東1)は取引開始後の5%安を下値に1%安まで回復するなど、次第に買い直される相場になった。日本郵船<9101>(東1)などの海運株が強く、日経平均への寄与度の大きい半導体関連株が米夜間取引の動向などを受けて次第高。日経平均は取引開始直後の416円01銭安(2万8335円61銭)を下値に回復し、午前11時過ぎに24円72銭高(2万8776円34銭)まで浮上する場面があった。

 シンプレクスHD<4373>(東1)が東証1部の値上がり率上位に入りSMBC日興証券による投資判断など好感。ネオジャパン<3921>(東1)は業績好調で「オミクロン」によるデジタル化加速の期待などで反発。川本産業<3604>(東2)は新型コロナの流行が本格化した20年初に大相場を示現した実績が連想され一時ストップ高。リボミック<4591>(東マ)は引き続き軟骨無形成症薬の治験進展など材料に連日急伸。ジーダット<3841>(JQS)はパワー半導体向けの自動生成ツール発表等が材料視されストップ高。

 東証1部の出来高概算は増加し7億505万株、売買代金は1兆5884億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は643銘柄、値下がり銘柄数は1443銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、海運、その他製品、電気機器、サービス、情報通信、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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