【株式市場】<新年初取引>日経平均は510円高、円安も進み大幅高で寅年スタート

東京証券取引所

◆日経平均は2万9301円79銭(510円08銭高)、TOPIXは2030.22ポイント(37.89ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億993万株

 1月4日(火)、新年初取引・後場の東京株式市場は、円安が進み1ドル115円台後半に入ったことなどを受け、前場に株式分割調整後の上場来高値を更新したトヨタ自<7203>(東1)が一段高で始まり、さらにジリ高基調となり、日本製鉄<5401>(東1)や日本郵船<9101>(東1)なども一段ジリ高となった。日経平均は432円高で始まり、14時にかけて532円08銭高((2万9323円79銭)まで上げ、大引けも上げ幅500円台を保ち11月25日以来の2万9300円台を回復。大幅高の寅年スタートとなった。

 後場は、半導体株の中にダレる銘柄が見られた中で信越化学<4063>(東1)は一段と強含み、明治HD<2269>(東1)は農薬事業の譲渡了などを受けて一段高。第一生命HD<8750>(東1)は米金利上昇による運用環境好転などで一段ジリ高。電線株などが風力発電による電力の首都圏への送電網整備構想を受け況高の中で古河電工<5801>(東1)は一段高。那須電機鉄工<5922>(東2)は大引けまでストップ高買い気配。JMC<5704>(東マ)は急速に開発が進むがん治療法「BNCT」(ホウ素中性子捕捉療法)何連の医療機器試作への期待などとされ一段高。ANAP<3189>(JQS)はメタバースファッションとの関連など言われて再び活況高。

 東証1部の出来高概算は11億993万株(前引けは5億1452万株)、売買代金は2兆7599億円(同1兆3449億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は1625(前引けは1407)銘柄、値下がり銘柄数は494(同700)銘柄。

 また、東証33業種別指数は鉱業、パルプ紙を除く31業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、輸送用機器、保険、銀行、精密機器、非鉄金属、証券商品先物、繊維製品、金属製品、化学、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る