【株式市場】日経平均は30円高、外需株と内需株の入替えなど言われ小動きだが続伸

◆日経平均は2万9332円16銭(30円37銭高)、TOPIXは2039.27ポイント(9.05ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億5972万株

 1月5日(水)後場の東京株式市場は、三井不<8801>(東1)などの不動産株やNTT<9432>(東1)が一段ジリ高となった一方、東京エレク<8035>(東1)などは一段軟調に始まり、外需株と内需株、グロース株とバリュー株の持ち高調整が入っている様子になった。東証マザーズ指数が5%安と急落商状のため、資金捻出の売りが東証1部にも発生との見方も。日経平均は小幅高(5円77銭高)で始まり、前日比変わらずの水準で小動きを続けたが、大引けは堅調で小幅続伸となった。

 後場は、イーソル<4420>(東1)が製品連携や「ダブルボトム」の観測などで終盤一段と上げてストップ高。大紀アルミ<5702>(東1)は国際市況高などが言われて一段ジリ高。サトウ食品<2923>(東2)はプロ野球・日本ハム新監督の新庄剛志氏が年末のTV番組で同社製品をもちいた「きなこもち」が大好物と発言したとされ連日出直り拡大。QDレーザ<6613>(東マ)は新株予約権の大量行使などが好感され急伸。ムトー精工<7927>(JQS)はソニーGのEV新会社発表を受けソニー製の車載製品の拡大に期待とされ急伸。

 東証1部の出来高概算は12億5972万株(前引けは6億4280万株)、売買代金は3兆1334億円(同1兆5982億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は1008(前引けは961)銘柄、値下がり銘柄数は1092(同1136)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けも25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、非鉄金属、輸送用機器、ゴム製品、石油石炭、鉄鋼、パルプ紙、銀行、その他金融、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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