不動産株が逆行高、都心オフィスの新陳代謝進むと伝えられ見直し買い強まる

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■ここ半導体関連株に代わって買われる様子

 1月6日、午前の東京株式市場では、日経平均200円安の中で不動産株が逆行高となり、午前9時30分過ぎには三井不動産<8801>(東1)が2412.0円(38.5円高)まで上げる場面を見せて昨年12月13日以来の2400円台に復帰。三菱地所<8802>(東1)は1661.5円(22.5円高)まで上げて3日続伸基調となっている。「都心オフィス、新陳代謝進む、スタートアップが移転拡大」(日経QUICKニュース1月5日)などと伝えられており、オフィス市況の好転などに期待する買いが入っているとの見方が出ている。

 5日の株式市場では、後場に不動産株やNTT<9432>(東1)などが一段ジリ高で始まった一方、値がさの半導体関連などは一段軟調に始まり、外需株と内需株、グロース株とバリュー株の間で持ち高調整が入っている様子となった。不動産株については、住宅ローン減税の優遇率縮小案などが言われて昨年12月に低迷した分、相場調整を早く済ませているため、相対的に手掛けやすいとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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