【株式市場】日経平均は後場9円安で2日続落、一方、東証マザーズ指数は5日ぶりに高い

東京証券取引所 株式市場

◆日経平均は2万8478円56銭(9円31銭安)、TOPIXは1995.68ポイント(1.33ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億8905万株

 1月7日(金)後場の東京株式市場は、JFEホールディングス<5411>(東1)などの鉄鋼株が一段と上げて前場の高値を上回って推移し、バリュー(割安)株物色との見方。自動車、海運株なども総じて堅調で、内外の金利情勢を受けて三井住友FG<8316>(東1)などの銀行株も堅調。ただ、日経平均は前場中盤に値を消したまま小安い水準で小動きを続け、大引け間際に一時小高くなったが値を保てず2日続落となった。日経JASDAQ平均は3日続落。一方、東証マザーズ指数は5日ぶりに高い。

 後場は、ネクステージ<3186>(東1)が11月決算と今期予想など好感され一段高で推移。川本産業<3604>(東2)は新型コロナ拡大を受け一段と出直りストップ高。ツインバード工業<6897>(東2)も一段高。那須電機鉄工<5922>(東2)は電力会社間の送電能力増強の必要性などで一段強含み出直り拡大。ロードスターC<3482>(東マ)は業績予想の発表が好感され前場ストップ高で売買されたまま後場は大引けまで買い気配。重松製<7980>(JQS)はコロナ拡大を受け取引開始後に一段高、出前館<2484>(JQS)は大引けにかけ一段高。

 東証1部の出来高概算は12億8905万株(前引けは6億5963万株)、売買代金は3兆128億円(同1兆5468億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は853(前引けは640)銘柄、値下がり銘柄数は1218(同1431)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、銀行、鉄鋼、石油石炭、海運、保険、輸送用機器、その他製品、証券商品先物、非鉄金属、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る