マーチャント・バンカーズが業務提携により太陽光発電事業への取組みを開始

マーチャント・バンカーズ

■アビスジャパンと連携、すでに候補用地の提案も集まっており本格展開

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は1月11日、株式会社アビスジャパン(東京都)との業務提携による太陽光発電事業への取組み開始を発表した。

 アビスジャパンは、生活協同組合と提携した個人居宅のリフォーム工事や、店舗や病院・介護施設の内外装工事を柱に、工事会社として業容を拡大しているが、今般、さらなる業容拡大のため、メガソーラー発電を含み、年間60件以上の太陽光発電所の工事を手掛けてきた建設会社から事業を譲り受けることにより、太陽光発電工事に進出した。昨年9月から、すでに10件の太陽光発電工事を受注している。

 マーチャント・バンカーズは、都市部の賃貸用マンションから得られる安定的な家賃収入により、強固で安定的な収益基盤を構築してきたが、太陽光発電事業で、各電力会社からの安定的な売電収入を確保することにより、収益基盤の強化に取り組んでいく。

 また、太陽光発電事業の社会性にも注目しており、2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言したことを受け、脱炭素社会の実現に向けた全世界的な取組みとして、安定的で低コストで電力を供給できる太陽光発電は、ますます需要が高まるものと考えている。

 すでに候補用地の提案も集まっており、当社で太陽光発電事業に適した用地を取得し、株式会社アビスジャパンと業務提携し、同社に工事を委託することにより、納期の短縮と工事費用を節減し、収益性が高く、各電力会社からの安定的な売電収入により安定的な収益の期待できる太陽光発電事業に取組んでいく考えだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る