【株式市場】前場の日経平均は529円高、米景気など意外に強いとされ幅広く買われる

◆日経平均は3万2154円03銭(529円75銭高)、TOPIXは2297.27ポイント(30.87ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億7865万株

 8月28日(月)前場の東京株式市場は、米国で前週後半に開かれた国際経済シンポジウムでの米FRB議長発言を受け、米国景気は金利の高止まりにもかかわらず強いとの見方が言われ、円安も好感されて主力株を中心に幅広く値上がりした。日立製<6501>(東証プライム)、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体株、ホンダ<7267>(東証プライム)、三菱商事<8058>(東証プライム)などが軒並み反発し、鉄鋼、海運株なども高い。水産株も高い。日経平均は291円高で始まった後も時間とともに上げ幅を広げ、午前11時過ぎに532円46銭高(3万2156円74銭)まで上げて2日ぶりに3万2000円台を回復し、前引けも上げ幅500円台を保った。

 原発処理水に中国反発の報道が広がったが東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)、マルハニチロ<1333>(東証プライム)などはしっかり。メディカル・データ・ビジョン<3902>(東証プライム)はSBIホールディングスによる買い増しを受けて急伸し、日鉄鉱業<1515>(東証プライム)は増配など好感されて活況高。東証プライムから東証スタンダード市場への移籍を決めたファーストコーポレーション<1430>(東証プライム)、日本金属<5491>(東証プライム)は安定上場重視が好感されたとされ高い。ナガオカ<6239>(東証スタンダード)は大口受注が好感されて再び上げ活況高。トゥエンティーフォーセブン<7074>(東証グロース)は筋トレビギナー女性のための新感覚セルフジム『フィッテリア』が人気とかで急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は5億7865万株、売買代金は1兆5589億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1475銘柄、値下がり銘柄数は313銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、機械、石油石炭、保険、輸送用機器、電気機器、精密機器、パルプ紙、鉄鋼、ゴム製品、卸売り、その他製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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