商船三井が後場一段高、業績・配当予想の増額修正など好感、海運株に買い波及

■3月期末配当を1株につき250円増額し750円の予定に

 商船三井<9104>(東1)は1月31日の後場寄り後に一段高となり、11%高の8940円(910円高)まで上げて一段と出直りを強めている。昼12時に第3四半期決算と3月通期の業績・配当予想の増額修正を発表し、あらためて好感されている。連想が波及し、日本郵船<9101>(東1)、川崎汽船<9107>(東1)も一段高となっている。

 商船三井の第3四半期連結決算(2021年4~12月・累計)は前年同期比で売上高が26.9%増加し、経常利益は6.7倍となり、営業利益は黒字に転換した。3月通期の連結業績予想は、従来予想に対し経常利益を35.4%引き上げ、営業利益は同20.0%引き上げた。また、3月通期の配当を1株につき250円増額し750円の予定(前期実績は135円)とした。配当利回りが8%台になるため買い余地は大との見方が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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