【株式市場】今夜の欧州株や円相場など不透明で日経平均は大幅続落し材料株を売買

株式市場

◆日経平均の終値は1万7412円58銭(400円80銭安)、TOPIXは1406.83ポイント(29.26ポイント安)、出来高概算(東証1部)は25億4380万株

チャート14 10日後場の東京株式市場は、日経平均が一段安となり一時504円56銭安(1万7308円82銭)まで下げる場面があった。前場の下げの要因となった欧州株の全面安や低リスク通貨の「円」買いが今夜どうなるか不透明感があり、また、明日は新規上場が4銘柄あるため、これに資金が集中してしまうとの予想もあった。一部の株式市況テレビ番組では12月分の日銀の買い介入資金はほぼ使い切ったとの解説があった模様で、様子見気分が強まった。このため、投資資金は材料株の選別物色を強め、東証マザーズ指数は一時軟化したものの大引けにかけて堅調に転換。ユナイテッド<2497>(東マ)が待ち受け画面アプリ好調などを材料にマザーズ銘柄の売買代金1位となって高値に進み、ジェクシード<3719>(東JQS)はNTTコミュニケーションズとの提携を材料にストップ高、オンコセラピー・サイエンス<4564>(東マ)は新抗がん剤の開発に関する論文を共同研究相手のシカゴ大学が公表との発表を材料に後場もストップ高を継続。リバーエレテック<6666>(JQS)は従来製品に比べ消費電力を5分の1以下に低減したクロック用水晶発信器を材料に5日連続ストップ高となった。

 東証1部の出来高概算は25億4380万株(前引けは11億7915万株)、売買代金は2兆8514億円(同1兆3030億円)。1部上場1848銘柄のうち、値上がり銘柄数は285(同443)銘柄、値下がり銘柄数は1473(同1285)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種(同3業種)が値上がりし、値上がりした業種は工業、水産・農林、のみ。値下がり率の小さい銘柄は石油・石炭、電力・ガス、情報・通信、小売り、その他製品、サービス、などだった。

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