【株式市場】日経平均は反発し248円高、後場一段と上げ東証33業種は28業種が高い

◆日経平均は2万6422円05銭(248円07銭高)、TOPIXは1868.80ポイント(13.65ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億361万株

 9月29日(木)後場の東京株式市場は、前引けにかけて軟化したトヨタ自<7203>(東証プライム)が持ち直して中盤から高くなり、信越化学<4063>(東証プライム)もジリジリ持ち直し、ソニーG<6758>(東証プライム)もおおむね堅調に推移。アルツハイマー薬に期待のエーザイ<4523>(東証プライム)は引き続き買い気配のままストップ高で推移し、塩野義薬<4507>(東証プライム)はワクチン期待などで一段ジリ高。日経平均は124円高で始まり、14時過ぎに前場の高値を上回って284円69銭高(2万6458円67銭)まで上げる場面をみせ、9月期末の配当落ち幅約223円を奪回、大引けも前日比で大きく反発した。

 後場は、電算システムHD<4072>(東証プライム)が一段と上げ、アマゾンウェブサービス(AWS)の認定を取得との発表など好感。ユニチカ<3103>(東証プライム)は東南アジアの新設備への期待などで一段と出直り、伊勢化学<4107>(東証スタンダード)は北鮮のミサイル頻発で放射能汚染対策株の側面を見直すとされ出直り拡大。ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は新拠点開設など好感されストップ高。インティメート・マージャー<7072>(東証グロース)は後場寄りに急伸し製品の外部連携発表など好感され一時ストップ高。ブライトパス・バイオ<4594>(東証グロース)は9月も終わるというのに上げた日がまだ2日しかないとされ自律反発狙いの買い先行で反発。

 29日新規上場のプログリット<9560>(東証グロース)は午前10時42分に1180円(公開価格730円の62%高)で初値をつけたが、終値は本日のストップ安の899円。

 29日新規上場のポーターズ<5126>(東G)は前後場とも大引けまで買い気配のまま初値がつかず、大引けは3615円(公開価格は1570円)で買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は14億361万株(前引けは6億6284万株)、売買代金は3兆2455億円(同1兆5123億円)。プライム上場1831銘柄のうち、値上がり銘柄数は1237(前引けは1007)銘柄、値下がり銘柄数は536(同761)銘柄。

 東証33業種別指数は28業種(前引けは15業種)が上げ、値上がり率上位の業種は、医薬品、繊維製品、陸運、鉱業、サービス、食料品、その他製品、不動産、小売り、精密機器、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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