松田産業は下値圏から出直る、「金」東京市場で最高値と伝えられ貴金属関連事業への期待再燃

株式市場 銘柄

■金の先物が一時7041円/グラムをつけ1年半ぶり最高値と伝わる

 松田産業<7456>(東1)は2月21日、次第に強含む相場となり、午前10時過ぎに2302円(58円高)まで上げ、下値圏から出直っている。連結売上高の約70%を「貴金属関連事業」が占め、「金が最高値更新、1年半ぶり、リスク回避で」(日経QUICKニュース2月21日午前10時6分)と伝えられたことなどが買い材料になったと見られている。金の先物は21日の東京市場で3日続伸基調となり、一時7041円/グラムまで上げ、ほぼ1年半ぶりに最高値を更新したと伝えられた。

 先に発表した第3四半期決算で、貴金属関連事業は、「一部の貴金属相場下落の影響を受けたものの、貴金属リサイクルの取扱量及び産業廃棄物の処理受託は増加し」(決算短信)、当該事業の売上高は前年同四半期比29.1%増の1427.94億円となり、営業利益は同57.4%増の82.86億円となった。事業特性として貴金属相場高が追い風になることがわかる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る