【株式市場】日経平均は505円高、後場一段と上げ6日ぶりに反発、ハイテク株が高い

◆日経平均は2万6476円50銭(505円68銭高)、TOPIXは1876.24ポイント(18.66ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増勢となり13億3899万株

 2月25日(金)後場の東京株式市場は、前場上げた海運株が一進一退に転じた一方、前引けにかけて一服となった東京エレク<8035>(東1)などは再び上げて一段と上値を追い、住友商事<8053>(東1)などの大手商社もジリ高。日経平均は前引けを50円ほど安く始まったが、その後はジリ高基調で上値を追い、大引けにかけて510円78銭高(2万6481円60銭)まで上げ、大幅高で6日ぶりに反発。マザーズ指数なども大幅反発となった。

 後場は、塩野義製薬<4507>(東1)が一段高となり、開発中の新型コロナ治療薬を本日付で承認申請との正午過ぎの発表に期待集中。レーザーテク<6920>(東1)やアドテックプラズマ<6668>(東2)も一段と上げ、久々に「グロース株」人気復活の印象。サイバーセキュリティC<4493>(東マ)はサイバー攻撃への警戒など材料視され13時すぎにかけて一段高。フェニックスバイオ<6190>(東マ)は25日付で2件の特許を発表し大引けまで買い気配のままストップ高。アンビスHD<7071>(JQS)は業績拡大期待など言われ再び出直りを拡大。

 新規上場のマーキュリーリアルテックイノベーター<5025>(東マ)は1355円(公開価格1270円の7%高)で初値をつけ、高値は前場の1367円。後場は売買交錯を続け大引けは1177円となった。

 東証1部の出来高概算は増勢となり13億3899万株(前引けは6億9995万株)、売買代金は3兆1753億円(同1兆6588億円)。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は1325(前引けは1189)銘柄、値下がり銘柄数は779(同906)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、電気機器、空運、機械、卸売り、サービス、情報通信、精密機器、陸運、ガラス土石、金属製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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